標高900メートル程の高野山にも春は確実に来ているようです。雪もほとんど溶けました。季節に関係なく、欧米人は大勢来ています。朝と言わず、昼と言わず、夜と言わず、よく歩いています。寒くても薄着で歩いていますから、驚きです。寒さに対する感覚が、我々日本人とは違うのですね。女性一人のバックパッカーもいますよ。宿代を節約するためにテントで寝泊まりしている人もいます。食料はコンビニで調達しています。堅実です。さんぱいしゃの6〜7割は外国人観光客だそうですから、駅員さんもバスやタクシーの運転手も、食堂や土産物屋の店員も、宿坊寺院の人も流暢な英語を喋っています。英語以外の言語を喋れる人もいます。カナダ人と話したことがありますが、四国遍路をしてお礼参りに高野山に登って来たとのことでした。お礼参りという習慣を知っているのですから大したものです。また、折を見て来日するとのことでした。以上の会話は日本語でしました。彼は過去に17年間日本にいたことがあるとのことで、日本語の新聞も読めるそうです。この14日には、アメリカの高校生の一団が本校にバスで乗り付け、野球部や女子ハンドボール部員と交流して行きました。とても喜んでいました。高野山にお越しの節は、どうぞ本校にもお遊びにおいで下さい。