4月27日に全校生徒と共に午前9時に本校をスタートし、町石道を慈尊院まで下りました。全行程約20キロです。途中車道も横切ります。途中1町つまり109メーターごとに五輪塔が建てられていますので、それを頼りに歩けば、道に迷うことはありません。町石は開山の折に弘法大師が木製の卒塔婆を建てて道標とした道で、鎌倉時代には、朽ちた木製の代わりに覚きょう上人の発願により、20年の歳月をかけて、石造の五輪塔形の町石が1町ごとに建てられたわけです。古来より多くの参詣者が行き来した道を歩くのは感慨深いものがあります。下っている途中で多くの登山者とすれ違いました。高校生の集団、中学生のグループ、お遍路さんと思しき人、一般登山者、外国人の女性など、「ブラタモリ」の影響もあるのでしょう、多くの方が登っていました。コースのほとんどは樹林帯の中でした。下まで下ると眼下に紀ノ川の流れがみえました。慈尊院には午後2時を回ったころに着きましたから、優に5時間は掛かったことになります。バテバテでしたが、我ながら、この歳でよく歩いたなと驚いています。自分自身をほめたい気分でした。歩き終わった後で、足がつってしまい、参りました。しかし良い経験をさせてもらいました。この年になって・・・。