本校の朝は、全校朝礼から始まります。レトロな畳100畳敷の講堂に全校生徒125名が参集し、黙想、般若心経、諸真言、校訓読誦、校長訓話、校歌斉唱と続きます。黙想、読経は、生徒会の役員ががリードします。生徒の読経の声には、凛とした若々しさがあり、声が、ピタリとひとつに重なって、迫力があります。正に読経のシャワーを浴びている感じです。生徒から、毎日、パワーをもらっています。生徒たちにとっても、1日の学習に先立つ、大切なウオーミングアップになっています。毎月21日は弘法大師御廟への廟参です。4月下旬には、全校生徒が、立里荒神社参拝して来ました。弘法大師が高野山を開く際に、工事の無事を祈願した神社です。5月27日には、金堂において音楽法会が催されます。宗教科の生徒が法会の職衆を勤め、校長の私が導師を勤めます。その他、生徒による御詠歌奉詠や宗教舞踊の奉舞もあります。また、各クラスの代表が、御宝前で今年度の目標・抱負を発表します。6がつ15日は、御大師様のご生誕をお祝いする「青葉祭り」が控えています。生徒たちは事前に「ねぶた」を作製し、それを引いて、お祭りの行列に参加します。こうした行事の宗教的な雰囲気を通して、生徒たちは情操を身に付けていきます。皆様も、どうぞご来山下さり、高野山のスピリチュアルな雰囲気に浸ってみては如何でしょうか。