校長ブログ

日中合作映画「空海」は見ましたか

ちょっと古い話ですが、あの有名なチェン・カイコウ監督がメガホンを取った映画「空海」をご覧になったでしょうか。中国では結構ヒットしましたが、日本ではいまいちでしたね。空海の伝記ととらえた人が多くて、それでかなり失望したようです。異口同音に空海でなくてもいいではないかというわけです。実は私もそう思った一人です。しかし、あの映画の原題は「妖猫伝」です。この題名ならば失望感を与えなかったかなと思っています。真言宗の寺院も空海という題であったばかりに宣伝のお先棒を担がされたわけですが、看板に偽りありというのか、羊頭狗肉というのか、そんな気分にさせられました。しかしです。主役の一人である空海は重要な役どころです。かつて中国に1年ほど滞在したことがありますが、空海は有名でかなりの中国人が知っていました。中国語では「コンハイ」と発音します。仮に他の日本のお坊さんだったら中国人に受けなかったと思いますよ。知らないのだから。さすがお大師さまだなと感心しきりです。西安の青龍寺にお大師さまの碑が立っています。まあ、マニアックな人でないとなかなか行きませんけどね。機会があったら、おいで下さい。空海と恵果の出会いに思いを馳せてみるのもいいと思いますよ。

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