麓とは隔絶した空中宗教都市・高野山は今日も雪です。全山白銀に覆われて、荘重さを増しています。身が引き締まる思いです。そんな中でも、本校の生徒は弱音を吐かず、登校してきます。氷点下7度の中、講堂における恒例の全校朝礼に参加します。畳敷きの講堂に正座して行われます。暖房はありません。生徒の吐く息が白く見えます。黙想、そして、朝のしじまを破って読経の声が校内に響き渡ります。125人プラス教職員の声が一つになって聞こえます。人間たるもの、精神統一をしませんと何をやってもうまくいきません。生徒たちは好むと好まざるとに関わらず、朝一番でウオーミングアップをすることになりますから、ほぼパーフェクトな態勢で学校生活に臨むことになります。志を高く掲げ、世界文化遺産・高野山の八葉の峰に抱かれたロケーションの中で学ぶ生徒たち。彼らを親身になって育み、育てる教職員集団。正に高野山ファミリーたる本校、是非おいでください。