高野山奥の院の弘法大師廟にお参りすることを廟参と言っております。毎月21日に全校挙げて行われる大事な行事です。高校だけでなく、大学生や専修学院生も参拝しています。高校から奥の院まで歩いていきます。往復で優に7キロはあります。結構な運動量があります。お大師さまに対する報恩感謝の意味で、廟前で普通科は般若心経を7返、宗教科は理趣経を1返となえます。スピリチュアルな奥の院参道を歩いていると心が洗われるような気がします。欧米人の参拝者が多いことに気が付きます。私は僧衣を着ているので、彼らにとっては珍しいらしく、恰好の被写体らしく、芸能人並みにフラッシュを浴びます。vサインをして見せたら、僧衣姿とvサインのミスマッチが大うけで、笑いが起きました。なにせサービス精神が旺盛なものですから...。遠来の客ですから、こちらから挨拶もします。グッドモーニング、ボンジュール、グーテンモールゲン、ニーハオ、チャオ、ブエノスタルデスといった具合です。どれかヒットします。高野山は欧米人に占領されたかというくらい、多いです。彼らは朝と言わず、昼と言わず、夜と言わず、意欲的に山内を歩いています。