すべての基本は読書ですから、とにかく全校生徒に本を読ませる取り組みをしています。それが小野文庫です。資金は東日本の住職方から支援をいただいています。もちろん現物を送ってくださる方もいらっしゃいます。基本的には個々の生徒の希望に基づきインターネットで取り寄せます。2日か3日くらいで手元に届きます。こんな山の中にいても生徒は読みたい本をすぐに読めるわけですから大好評です。原則として漫画や雑誌は禁止としています。ジャンルは自由ですが、出来たら小説を読んでもらいたいと考えています。小説を読むと間接体験が出来、頭が練れからです。それに語彙が増えて表現力が増し、音声言語も豊かになり、文章表現力もアップします。いいことばかりです。個々人の希望図書を購入するだけではなく、こちらが読ませたい本も男女の寄宿舎の本棚にセットしていつでも読めるようにしています。読書は生きる力に繋がっていると確信しています。